数学が得意な人向け、おすすめ数学参考書10選

いくつもある数学参考書の中でどれを選んだら良いかわからない人は多いと思います。

このサイトではそんな参考書選びで悩んでいる人のために参考書オタクの僕が本気でおすすめできる難関大向けの参考書を厳選し難易度順に並べてみました。

数学の勉強法というのは良問を何度も解く。解答、解説を自分で咀嚼、解釈することです。
そこで今回は評価基準として以下の２つのポイントに絞り、５段回で評価しました。

評価基準
・問題選定が良いか
・解説が詳しく書かれているか(回答に至るまでの考察がなされているか）

それぞれ詳しく説明すると

・問題選定が良いか＞良問の数や網羅型の参考書であれば有名問題がきちんと載っているかを基準として選びました。

・解説が詳しく書かれているか＞解答に書かれていない見えない意図の説明や、模範解答として十分かということ。別解があるか。また解答に至るまでの考察がしっかりなされている参考書は特に評価しています。

難易度　S 偏差値７０〜
難易度　A 偏差値　６０〜７０
難易度　B 偏差値　５５〜６５
1. １対１対応の演習
2. 標準問題精講

難易度　S 偏差値７０〜

入試数学の掌握

問題選定　　★★★★☆
解説　　　　★★★★★★★
おすすめ度　★★★★☆

特徴

問題はどれもバツグンに難しいがどの問題でも非常に解説が詳しく書いてあるので得られる効果はとても大きいです。
また解答の１行目を書き始めるまでの考察が群を抜いて素晴らしいです。
本書には鉄則というものが有りそれが非常によくまとまっているのでその部分だけでも読む価値はあるかもしれないです。

東大数学で1点でも多く取る方法

問題選定　　　★★★★☆
解説　　　　　★★★★★
おすすめ度　　★★★☆☆

特徴

何といっても解説が丁寧です。
「試験の現場」の時間に煽られ、プレッシャーを感じながら解くときにどのように問題に対峙するかが解説されています。
東大の問題なので良問が多く、東大志望でなくとも得られるものが多いです。

新数学演習

問題選定　　★★★★★
解説　　　　★★★★☆
おすすめ度　★★★☆☆

特徴

各章始めから高難易度の問題が載っており、平易な問題が有りません。そのため数学を得意とする者にとってはかなりやりごたえのある物となっています。そして高難易度のこのような問題集は解説が省略されがちですが、この本は計算などもあまり省略せず丁寧に書かれています。

ハイレベル理系数学

問題選定　　★★★★☆
解説　　　　★★★☆☆
おすすめ度　★★☆☆☆

特徴

難易度は総じて高いが得られるものの多い良問がたくさんあります。
また本書の最大の特徴は何といっても別解の多さに有ります。その反面解説はシンプルですが、別解を考えることで数学的思考力を養うことができるので数学好き、特に学問的に好きな人におすすめしたい１冊です。

難易度　A 偏差値　６０〜７０

上級問題精講（数３は難易度S）

問題選定　　★★★★★
解説　　　　★★★★☆
おすすめ度　★★★★☆

特徴

難関大入試ででやすいレベルの良問が非常によく網羅されています。
解説が簡素すぎずしつこすぎないのでちょうどいい。問題量が多いので解法のアウトプットに最適です。

ハイレベル数学の完全攻略

問題選定　　　★★★★★
解説　　　　　★★★★★
おすすめ度　　★★★★★

特徴

問題の難易度がちょうど良く難関大入試に出やすいレベルになっています。
入試数学の掌握同様解答を書き始めるまでの考察がしっかりしています。
問題数もそれほど多いわけではないので難関大志望者にはぜひ取り掛かって欲しい１冊です。

さらに詳しく知りたい人はこちら

新数学スタンダード演習

問題選定　　★★★★★
解説　　　　★★★☆☆
おすすめ度　★★★★☆

特徴

難関大で毎年出るようなハイレベルな典型問題が網羅されています。
入試で合否を分けるレベルの問題が多く地方国立から東大まで幅広いレベルに対応しています。
東京出版らしいシンプルでエレガントな解法が多いのでそういうのが好きな人は迷わず選ぶべき１冊です。

やさしい理系数学

問題選定　　★★★★☆
解説　　　　★★★☆☆
おすすめ度　★★★☆☆

特徴

新数学スタンダード演習同様入試で合否を分けるレベルの問題が多く取り扱われています。
またハイレベル理系数学の姉妹書で有り、この本も非常にたくさんの別解が載っています。
たまに解説がシンプルすぎることがありますが、１問から得られることは多く、問題も多すぎないので数学が好きな難関大志望者は皆やる価値があります。